家づくり

宮司が教える新築した時の「行事・神事」について解説

家を新築・購入する際にぜひ行うと良いとされる「行事・神事」をご紹介。これからお住まいになるご家族様が末永く無事で幸せに暮らすことが出来るようにご参考にしてください。

1.新築時の行事は何があり、いつ行うのでしょうか?【建てる前】

新築時の行事「地鎮祭・起工式」

地鎮祭とは、「起工式」とも呼ばれ、土木工事・建築工事など、施工するに当たり沢山の工事関係者が関わります。
土地の神様を祀り、土地を祓い清め、その皆様の「大難は小難!小難は無難!」にと安心安全に施工して行くためにも重要で、工事の着工前に祭式を執り行うことが通例となっています。
また、施主様にとっては、これから何十年とその土地に住むため、土地の神様にご挨拶とお許しを頂きしばしの間「本つ御座(みくら)に還りませ」と昇神するなど大切な神事です。

地鎮祭を行う良い日・悪い日

地鎮祭に良い日・悪い日など聞いたことありませんか。
一般的には「六曜」

大安 万事利あらざることなし 大吉日

友引 午前午後よし  葬儀等友を引くことは避ける

先勝 諸事急ぐことによし きびきびと進めれば吉

先負 諸事静かなることによし 焦らず慎重に進めば吉

赤口 諸事ゆだんすることなく 焦らず慎重に進め

仏滅 万事避ける

建築吉日とは「十二直」。
(たつ)(みつ)(たいら)(さだん)(なる)(ひらく)。この6つが良い日とされています。
地鎮祭だけじゃなく、上棟、引っ越しなどにも良い日とされます。六曜・十二直すべてが良い日はなかなかありません。 
地鎮祭ではそうしたお日柄も含め、万事良い方へ導くようお祓いをします。

地鎮祭は誰に頼めばいいの?

担当されている営業の方にご依頼して頂けたら大丈夫です。昨今、神社の神職さんに地鎮祭を行っていただきたいと、直接神社に施主様が依頼するケースが増えてきています。

地鎮祭における費用はどれくらい?

全国的な平均約4万円です。
祈祷料の金額は、東京 京都:約5万円、大阪:約4.5万円、大都市や神社仏閣の多い所は祈祷料も高く、全国的な平均は約4万円です。(祈祷料の中には祭壇・神具一式・お供物・榊類など含め、テントなどの設備含まず)

初穂料(お礼)の包み方

神道では 無地祝儀袋 又は蝶結びの赤白を用います。表書きは上段に「御初穂料」「御玉串料」「御神饌料」「御礼」と記載し、下段は施主名、法人社名を記載します。
あらかじめ金額が決められている神社もありますので予約の際に神社に「地鎮祭の祈祷の初穂料の金額」として確認をすると良いでしょう。

地鎮祭に参加する際の服装は?

基本、「平服」「正装」になります。地鎮祭起工式のさまざまありますが、神様にお祈りする大切な祭事という意味では 節度ある服装を選びます

【個人住宅の地鎮祭】
個人住宅の場合では、施主はそこまで服装を気にする必要はありません。

【公共工事や大規模工事の地鎮祭】
建築業者関係者から土地の所有者、はたまた県や市の議員様なども参加するような地鎮祭もあります。こういった数十人数百人参加するような大規模の地鎮祭では、服装に気をつけるべきでしょう。

【工事業者様の場合】
工事業者の場合、スーツが望ましいのですが、作業着で出席することも多いようです。制服は正装として認められています。

2.新築時の行事は何があり、いつ行うのでしょうか?【完成後】

新築時の行事「上棟祭」

木造建築で家を建てる場合、柱や梁(はり)を組み立てた後、屋根の一番高い位置に棟木(むなぎ)という横架材(おうかざい)を取り付けることを上棟もしくは棟上げといいます。
上棟祭は家を建てる中でも大事な工程の「上棟もしくは棟上げ」ができた事を施主様と工事関係者様が共にお祝いし、建物が無事完成する事を祈願し家の神様をお迎えします。

完成時の行事「竣工祭」

竣工祭は「入居祓い」とも呼ばれ、これから長年住まわれるご家族様にとっては一番重要なお祭りとなります。竣工祭(入居祓い)では新居に神棚を祀り、神様をお迎えし、ご家族様の身体健全・家内安全・繁栄などを祈願します。

引っ越し時の行事「ご近所さまへのご挨拶」

これから長いお付合いになるご近所さまへの挨拶はきちんとしておきたいところです。挨拶する範囲は、一軒家が集まる住宅街ではよく「向こう三軒隣」の範囲が常識的と言われています。
マンションなどでは、左右両隣はもちろん同じ階の方へは挨拶した方が良いでしょう。
また、生活音の事を考えると上下の階に住まわれている方への挨拶もしておいた方が良いと思います。

完成後の行事「家庭祭祀」

新生活が始まってからは、毎月神棚にお水やお塩などをお供えし、ご家族様の心願成就を祈ります。また、毎年お札を新しいものと取りかえます。

3.新築時の行事についてのまとめ

マイホームを新築する事は一世一代の大切な行事です。日本にはさまざまな行事やしきたりがありますが、家を建てるときにも行事やしきたりがあります。
建築関係で地鎮祭のほかに「上棟祭」「入居祓い(竣工祭)」があり地鎮祭を含め建築三大祭りとしています。

建築三大祭りのなかでは、地鎮祭が最も大切にされますが これから長年住まわれるご家族にとっては、「上棟祭」「入居祓い(竣工祭)」も同じぐらい大切で新居や新社屋・新店舗に神様をお迎えする神事です。
様々な祭を行う前に自分たちが、どこの神社で どの様な神様にお世話になるのか全く知らないでは、大切な新居に対する気持ちが整いません。

お世話になる神社大神様に「よろしくお願いします」のあいさつ参りをして当日を迎え、お祭を終えましたら神社大神様に「ありがとうございました」のお礼参りをしてお守りいただきます。

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監修 宮司 岩田 真周氏

宗教法人 尾張猿田彦神社

学校法人京都皇典講究所 京都國學院卒業
『九星学』にて、社頭やハウジングセンターなど年回りや家相を見てまいりました。
近年、不景気、天災、人災など、さまざまな影響を受けています。
その中で年回りや家相について知って頂き、生かして頂ければと思います。

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