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アイデア次第で手軽にできる、おしゃれな庭づくりのコツ教えます!

「庭づくりを楽しみたい!」…そもそも自分で庭を造ることはできるの?
手軽でおしゃれな庭のアイデア・つくり方をご紹介!

1.まずは庭のレイアウトを決めましょう!

庭づくりで一番はじめに行う作業は、庭のレイアウトを考えることです。
漠然としたイメージだけでは、どこから手をつければ良いのかわからなくなってしまいます。最初はインターネット等でおしゃれな庭のデザインや取り入れたい植物などを調べて、「こんな庭にしたい!」という庭のイメージを描きましょう。そして庭の広さを測り、簡単に設計図を書いておけば、スムーズに作業に入ることができます。
この段階で張り切りすぎたり、完璧を求めすぎたりしなくても大丈夫です!作業を始めると、思っていたことと違うことが起きたり小さなハプニングはつきものなので、それらも含めて楽しめるように、マイペースでゆっくりとガーデニングを始めましょう。
その際に注意するのは、予算のことを考えながらイメージを固めることです。理想を追求しすぎて、想定していた予算を大幅に超えてしまっては後から後悔するかもしれません。予算の上限を決めてから、必要な道具や植物の購入を検討すると良いのではないでしょうか。

庭づくりに必要な基本的なもの

・外からの視線を遮るもの(塀やフェンスなど)

・花壇

・培養土

・植物

・人が通るための動線

などが最低限あれば庭にすることができます。
道具などは一気に買い揃えようとはせずに、検討しながら買い足していくのがおすすめです。
すべてホームセンターなどで買い揃えることはできますが、お店に買いに行くことが難しい場合などはインターネットで購入するのが一番簡単です。
土や鉢植えなど意外と重たいものが多いので、その点でもインターネット購入の方が運ぶ手間も省けて助かりますね。

土で大切なことは、植物が育ちやすい状態にすることです。
水はけが良い、清潔、栄養分がある、酸性アルカリ性のバランスが取れている、これらが良い土の条件となります。
赤玉土、石灰、腐葉土がかなり役立つので買っておくことをおすすめします。植物に関しても、比較的育てやすいものや、虫がつきにくいものなどがあるので、分からないことはお店に行って店員さんに尋ねてみてください。
問い合わせや相談ができるインターネット店舗もありますが、いろいろと相談したいことがある場合は直接お店に行って買うのも安心感があるのではないでしょうか。

他にも、庭の陽当たりを確認しておきましょう。適度に陽光の当たる南側や東側にメインの花壇を設置し、日陰に強い植物を北側に設置するなど、陽当たりを知っておくと役立ちます。

次に、これから庭を造る方におすすめのおしゃれなテイストやイメージをご紹介します。

和風テイストの庭

日本の心や風景を詰め込んだ和風の庭。ししおどしや飛び石、梅や松といった日本の植物で造ることができます。
シンボルツリーとしてモミジなどを植えれば、庭で紅葉による春夏秋冬を楽しむこともできますね。
白い玉砂利を敷き詰め小さな枯山水を造ることも。大きな木は難しい場合は、盆栽を置くだけでもグッと和の雰囲気を出すことが可能です。
日本家屋に住んでいる方、日本風が好きな方におすすめです。
ケースバイケースですが、初期費用は抑えられても維持費が大きく掛かることも少なくないようです。

ガーデンテイストの庭

「ガーデン」と聞くと、英国風をイメージする方も多いのでは?鮮やかな緑にカラフルな花々で自然の美しさを存分に楽しめる庭で、ボーダーガーデンやアーチが特徴です。
北欧風ガーデンになると、英国風よりも自然風景をイメージしたものになります。造り込むのが苦手な場合は北欧風にするとこなれた感じに出来ますので初心者の方にもおすすめです。
おしゃれさを出したい時は、100均でも手に入る、アンティーク調の小物や白木の柵などを加えると一気におしゃれ空間に変身させることも可能です!
こちらもケースバイケースですが、初期費用は高めなものの維持費は抑えられる傾向にあるようです。

家庭菜園が出来る庭

観賞用の植物だけでなく、野菜や果物、ハーブを植えて収穫もできるという実用性も兼ね備えた菜園にするのも良いですね!
お子さんがいるご家庭なら、一緒に庭時間を楽しめてちょっとした自給自足体験もできるので良い経験になると思います。
ただ、害虫がわいてしまうなどの可能性もあるので、対策を練って計画的な菜園づくりに努めてくださいね。

2.お庭はアイデア次第でおしゃれに

さらに楽しみたいのなら、椅子やサイドテーブルを置いて休憩スペースを作るのも良いでしょう。
庭の緑を満喫しながら気持ちのよい時間を過ごせそう!リラックスを求めるならクッションや屋根、シェードをつけるのも◎。
テラスや屋根のようになるパーゴラなどを設けて「つる植物」を絡ませるのも趣きがあって良いかもしれませんね。
照明をつけて、夜にはロマンチックで雰囲気たっぷりな空間でナイトガーデンを楽しむのはいかがですか?自宅で手軽にリゾート気分を味わえますよ。
用途や好みの雰囲気に合わせてアイデア次第で変化させられるのも庭づくりの魅力です。

花壇・小道・壁や小道具を活用

大体お庭が整ってきても、「なんだかイメージと少し違うかも…ちょっと物足りないかも…」と思うこともあるでしょう。
そんな時は、周りの小さなところに工夫を加えると印象が大きく変わることも。
例えば、花壇をレンガにするだけでもおしゃれになりますし、レンガやタイルで小道を作れば雑草が生えにくくなるメリットもあります。壁の色を思い切って変えてみるという方法も。
英国風、北欧風ガーデンを目指している方なら、積極的にアンティーク調のジョウロやスコップなどを取り入れると置いているだけで可愛らしい雰囲気になります。
スノコがあれば木柵を作ることも出来ますし、プランターを麻紐などで壁に取り付けて、ハンギングでお花を育ててみるのも素敵ですね。

維持管理も考えたデザインに

庭は造ったら終わりではなく、その後も維持していく必要があることも忘れてはいけません。
草木の手入れを手早く済ますのなら、立水栓などをつけて水まき環境を整えたり、毎日のように庭の手入れができないのなら、ドライガーデンなどのシンプルで手間のかからないものが良いでしょう。
例えば、手入れの手間が省ける人工芝ならば、現在は緑色だけでなく、白色や黒色、ピンクや黄色などカラフルで多彩なバリエーションがありますので、そのような芝生で遊び心を加えてみるのもシンプルすぎにならずに楽しめそうです。

初期費用はかかりますが、全面をコンクリートで覆う方法も。デザインもシンプルかつスタイリッシュになりますし、雑草が生える心配も無くなって維持費用の削減にもつながるので、長い目で見るとコスパの良い方法になります。
つまり維持管理を簡単にしたいのであれば、いかに土の量を減らすか、草むしりをしないようにするかが問題になります。

3.庭づくりはDIYか、プロにおまかせか

DIYの良さは、最初から最後まで自分の手で完成に持っていくので、すべて自分の好きなようにでき、愛着のある庭にすることができるでしょう。ただ、細部にとことんこだわりたい方は知識や技術が足りないと、理想と現実でギャップが生まれてしまうこともあるかもしれません。
池や大きな木を植えるとなると初心者だけで行うはとても危険ですので注意しましょう。
自分でおしゃれに庭を造るのは自信が無かったり、クオリティを高めたいのであれば専門のプロにお願いすれば理想の庭を手に入れることができそうです。
ただし、プロに頼むとなると工事費やデザイン費なども必要ですので予算内で納めることが難しくなる可能性も否めません。

おしゃれに作るならプロしかない?

そんな心配はありません。自分が「こうしたい!」というイメージがあれば尚更、初心者であっても素敵な庭を造ることができるはずです。他にしたいことが出てくれば造り変えていくことも出来ますし、どんどん自分の理想に近づけていくのも楽しいのではないでしょうか。
先にお伝えした通り、今は100均でもガーデニングに必要なアイテムや、デザインに使えそうな道具やオブジェなども簡単に手に入ります。
自分の力で庭をおしゃれにできるものが沢山ありますので、そのようなアイテムを見つける・探し出す楽しさもありますね。

低予算での庭づくりなら、初心者にもできるDIYで

結論、安い予算で庭づくりを行いたいのであればDIYがおすすめです。
今はホームセンターやインターネットで大体のものは揃えることができます。レンガやタイルなどの必要な材料や、飾りに使える見栄えの良い置物なども全てお値打ちに揃えることが出来ますし、花や緑、土を触りながら自分の好きなデザインに仕上げていけるので、楽しさの面でもDIYの方がおすすめできることは多いです。
おうちでアウトドアを楽しむために、ペットも遊べるように、バーベキューやランチができる空間を設けたいなど、ああしたい・こうしたいを加味しながら造り上げていけます。
大きな樹木は育てない!などと割り切ることも低予算に抑える一つの案。家庭で育てる植物は、無理をしない程度でできる範囲に抑えることもポイントではないでしょうか。
しかし、DIYでメンテナンスが難しい場合は専門のプロにお任せしては?そうした方がストレスを感じなくて済みますし、悩みや手間を省けることにお金を掛けてみるのも方法だとは思います。

4.庭づくりについてのまとめ

ここでは初心者の方に向けておしゃれで簡単に庭を作る工程や必要なことをまとめました。
まだ庭を造るのはハードルが高いな…と感じる方は、はじめは玄関にプランターをいくつか並べて育ててみる、ということから始めてはどうでしょうか?

まずは自分ができる範囲のことから楽しく始めていきましょう!

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監修 野村 綾乃氏

株式会社アンズコミュニケーションズ 代表取締役

大手証券会社のOL を経てラジオ業界に転身。ラジオ番組パーソナリティに。現在の担当番組は、『笠原将弘の賛否両論/東海ラジオ』『市政情報/エフエム岡崎』。番組構成作家を行いながら、住宅ライターとしても住宅系雑誌・WEBサイトでのコラム・取材記事の執筆、監修、講師で活躍中。

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