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観葉植物でおしゃれなインテリアに!育て方やおすすめの種類について解説します。

おしゃれな部屋には、インテリアとして観葉植物が置かれていることが多いです。観葉植物を部屋に置きたいけど、「手入れをする時間がない」といった理由で諦めていませんか。しかし実は、育てやすい観葉植物はたくさんあります。ここでは、観葉植物の育て方やおすすめの種類について紹介します。

1.観葉植物をインテリアとして楽しむために

自分の家をおしゃれな雰囲気に仕上げたいなら、室内に観葉植物を置くのがおすすめです。

観葉植物はどんな種類があるの?

まずは初心者でも育てやすい観葉植物の種類を紹介していきます。

【モンステラ】
モンステラはサトイモ科の多年草です。小型のものから2mを超える大きなものまで、さまざまなタイプのモンステラがあります。熱帯アメリカが原産地の観葉植物で、葉に独特な切れ込みがあるのが特徴です。
窓から入る自然光でも元気に育てられます。土の表面が乾いたら、鉢の底から流れるくらいたっぷりと水をやりましょう。冬はあまり水やりをする必要はなく、週1回程度でも問題ありません。水を好むタイプではありますが、大きく育つにつれて乾燥にも強くなっていきます。
肥料は生育期である春~夏に与えてください。また植え替えのタイミングはも春と秋が適期です。葉が黄色くなったり元気に見えないようなら根詰まりしている確率が高く、植え替えのサインだといえます。

 

【サンスベリア】
サンスベリアはキジカクシ科の多年草です。サンスベリアの特徴は、他の観葉植物と比べて水やりの回数が少なくて済むことです。乾燥を好むタイプなので、春〜秋の時期は土の表面が完全に乾いていることを確認したら、水やりをしましょう。冬の時期に気温が10℃以下になると、休眠期間に入るので水やりは不要です。
暖房の効いている部屋で育てる場合は、月1回程度のペースで水やりをしてください。
冬の時期は、窓辺など冷える場所からは離して育てることをおすすめします。肥料は春と秋に与えます。サンスベリアは、空気をきれいにしてくれる効果が期待できるのも人気の理由の一つです。


【ポトス】

ポトスはサトイモ科の多年草です。多湿に強い観葉植物なので、湿度が高い日本でも簡単に育てることが可能です。ポトスは半日陰でも比較的育てやすく、逆に直射日光を当てすぎると、葉が変色してしまうことがあるので注意が必要です。多湿を好むポトスには、土にも葉にもたっぷりと水を与えましょう。
春〜秋の季節は土の表面が乾いたら、水やりをします。冬は乾かし気味でも問題ありませんが、水が切れないように注意してください。肥料は春〜秋の時期に与えましょう。冬場は肥料を与えなくて大丈夫です。


【アイビー】

アイビーはウコギ科のつる性多年草です。暑さにも寒さにも強いので、屋外の地植えで育てることもできます。しかし近年では、室内に置いてインテリアとして楽しむ方も多い傾向にあります。
アイビーを鉢植えで育てる場合は、土の表面が乾いたら鉢底から流れるくらいたっぷりと水を与えましょう。気温が低くなる冬は乾燥気味で管理します。土の表面が乾いてから数日後に水やりをしましょう。
なお、乾燥するとハダニが発生しやすいため、こまめに葉に水を吹きかけることをおすすめします。アイビーは生育旺盛な植物なので、肥料は410月に少しずつ与えます。23ヶ月に1回程度のペースで肥料を与えれば良いでしょう。

 

【ガジュマル】
カジュマルはクワ科の常緑高木です。日本では沖縄に生育しており、太い幹と入り込んだような根っこの形が魅力です。沖縄では精霊が宿る木だといわれており、ガジュマルに宿る精霊のキジムナーが福を呼んでくれるとされています。
太い幹に水を溜める性質なので、水やりの頻度が少なく手間がかかりません。ただし乾燥を嫌う植物のため、土の表面が乾いたら水をたっぷり与えてあげましょう。冬は生育がとまるので、土が完全に乾いてから水やりをします。
外で育てる場合、冬の時期は室内に入れるのがおすすめです。肥料を与える場合は春〜秋の時期にして、冬場は控えましょう。コバエの発生が気になるときは、化成肥料を使ってください。

観葉植物の置き場所はどこがいい?

観葉植物の置き場所は、窓の近くがおすすめです。日の当たるレースのカーテン越しに置いて、しっかり日光浴させましょう。どうしても日光が当たらない場所に置きたい場合は、週に数日は日光の当たる場所に移動させて日中の間に日光浴させてください。冬の夜は冷え込むため、窓辺から少し離れた場所に移動させると良いでしょう。また、エアコンや暖房の風が直接当たらない場所に置くのがおすすめです。

2.観葉植物の上手な育て方

観葉植物を部屋に置くなら、長く置いておけるように元気に育てていきたいことでしょう。ここからは、観葉植物の上手な育て方をお伝えします。

観葉植物の手入れの基礎知識

観葉植物を育てる前に、お手入れの基礎知識を覚えておきましょう。

【水やりのやり方】
多くの観葉植物は熱帯や亜熱帯地域が原産ですが、頻繁に水やりしなくても良い種類も多いので、初心者でも比較的簡単に育てることができるでしょう。
春〜秋の水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしてください。鉢の底から水が流れるまで水を与えると、土の中にあるゴミや汚れを流すことも可能です。
夏の水やりは、早朝や夜に行うのがおすすめです。気温が高い時間帯に水やりをすると、鉢の中で水の温度が上昇し根にダメージを与えてしまうので注意が必要です。
冬の水やりは水やりの頻度を抑えるようにしましょう。土の表面が完全乾いてから水やりすれば問題ありません。ただし、観葉植物を置く場所によっては、暖房などで乾燥しやすい環境になっている場合があります。定期的に観葉植物の状態をチェックして、乾燥しすぎないように気をつけましょう。

 

【日当たり】
観葉植物は、ただ日当たりの良い場所に置けば良いという訳ではありません。
特に夏の時期は日差しが強いため、長時間直射日光に当てると葉やけを起こしてしまう可能性が高まります。しかし、日照不足になると茎が必要以上に間延びしてしまったり弱ってしまうので注意が必要です。

 

【風通し】
水や日光だけでなく、観葉植物には風通しも必要です。風通しが良い場所で育てると蒸れを防ぐことができるので、病気になりにくかったり害虫が発生しにくくなります。

 

【肥料】
観葉植物を育てるときにも、他の植物と同様に肥料が必要です。肥料を与えることで、観葉植物が健康に育ちます。
春〜秋は観葉植物の生育期となるため、追肥を行うと良いでしょう。
逆に冬は成長が止まるので、肥料を与える必要はありません。

観葉植物の種類によって手入れも変わるので注意しましょう

上記で紹介した内容は、一般的な観葉植物の育て方です。観葉植物は種類によって、手入れの仕方が変わる場合があるので注意しましょう。観葉植物を購入する前に手入れ方法をチェックして、自分が育てられるものを選んでください。

3.観葉植物についてのまとめ

おしゃれなインテリアとして活躍する観葉植物。さまざまな種類の観葉植物があり、葉の形などで雰囲気が大きく異なります。インテリアの一部として活用するなら、部屋に合った観葉植物を選ぶことをおすすめします。
初心者でも簡単に育てられる観葉植物を選べば、長くインテリアとして楽しめるでしょう。自宅をおしゃれな空間にしたい方は、ぜひ観葉植物を取り入れてみてください。

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監修 淺井 幸枝氏

ミルクフラワーズ

静岡県静岡市葵区でフラワーショップを経営。デザイン性の高いフラワーギフトをはじめ、ウエディングブーケから披露宴会場の装飾や贈答用の花束など、ひとつひとつ心を込めて丁寧にお作りしています。住まいの空間に合わせて、インテリアグリーンのコーディネートもご提案しています。


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