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暮らし
“こたつが似合う家”の魅力とは?和と温もりを活かす設計アイデア
“こたつ”というと、昔ながらの懐かしいリビングを思い浮かべる人も多いでしょう。
しかし近年は、今の暮らしに合うこたつの取り入れ方が増えています。
エアコンやパネルヒーターなど、さまざまな暖房器具がある中で、なぜ今こたつが再注目を集めているのでしょうか。
ここでは、こたつの魅力や、こたつが似合う家の間取り・設計アイデアをご紹介します。
冬を温かく快適に過ごすためにも、ぜひ参考にしてみてください。
目次
今、こたつのある暮らしに再注目!4つの理由
こたつは、温かく快適に暮らせるだけでなく、家の雰囲気や家族の時間にもぬくもりを与えてくれる存在です。今、こたつが再注目されている4つの理由を解説します。
足先や体の芯から温まる
こたつは足先から温めてくれるため、体の芯まで温まりやすいのが特徴です。エアコンをつけても足先が冷たいまま・・・という冷え性の人にとって、足元から温まれるのはこたつならではの魅力でしょう。遠赤外線を使用したこたつもあり、より効率よく体の芯から温めてくれます。また、温風を出すわけではないのでホコリが舞いにくく、乾燥しやすい冬の対策としても向いています。
家族団らんの中心になる
こたつがあると、不思議と家族が集まってきます。家族で会話を楽しむのはもちろん、テレビやゲームなど、それぞれ別のことをしていても同じ場所に集まりやすいのがこたつの特徴です。ダイニングやソファでは生まれにくい空間を、こたつなら自然につくれることも。家族団らんを大切にしたい家づくりでは、こたつが良いきっかけになるでしょう。
暖房コスト削減
電気代の高騰もあり、暖房を我慢したくなることもあります。こたつは、エアコンのように部屋全体を暖める暖房ではありません。その代わり、自分がいる場所を効率よく暖める省エネ性が魅力です。温かさと暖房コストのバランスが取りやすく、家計にとっても嬉しい存在といえます。家族がこたつに集まれば、他の場所で無駄に暖房を使うことも減らせるでしょう。
幅広いインテリアに合うようになった
こたつ=和のインテリア、とイメージする人も多いでしょう。一方で近年は、人気の和モダンインテリアとの相性も良く、洗練された雰囲気にも取り入れやすくなっています。さらに、こたつ自体のデザインも豊富になり、和以外のテイストにも合わせやすくなりました。温かみのある北欧インテリアとも相性がよく、おしゃれな空間で“こたつのある暮らし”を楽しむことも可能です。
こたつが似合う家の間取り・設計アイデア例
「こたつが似合う間取りや設計にしたい・・・」と思っていても、具体的なイメージが湧かない人もいるかもしれません。こたつが似合う間取り・設計アイデアをご紹介しますので、参考にしてみてください。
リビングに畳コーナーの併設
リビングの一角、またはリビング続きで畳コーナーを設けると、こたつを置いても空間のバランスが取りやすくなります。いつものリビングは崩さず、畳コーナーを“こたつのある冬仕様”にするイメージです。段差をつけた小上がりにすると、感覚的にも空間をゆるやかに仕切れるのでおすすめ。また、こたつを使わない時期は、子どもの遊びスペースやゴロ寝スペースとしても活用できます。
南向きリビングでポカポカ空間
日当たりのよい自然光とこたつの組み合わせは、心地よいポカポカ空間をつくります。こたつは部屋全体を暖めるものではないため、南向きリビングなら日差しの暖かさを感じやすく、快適さが高まります。
床座りスタイルがしやすい低めの空間設計
さまざまなタイプのこたつが出ていますが、やはりこたつといえばロータイプが定番です。そのため、同じ空間に置く家具も背が低いものを中心にすると、全体のバランスが取りやすくなります。和モダンのインテリアは比較的背の低いものでコーディネートされることが多いため、こたつとの相性の良さも感じやすいでしょう。低めの空間設計を意識して、床座りスタイルでも落ち着ける環境をつくりましょう。
こたつが収納しやすい工夫
こたつを出して使う時だけでなく、しまう時のことも考える必要があります。一年中出しっぱなしにしない場合、収納の工夫は重要なポイントです。収納に余裕があると理想的ですが、階段下収納やベッド下などのデッドスペースも上手に活用しましょう。
吹抜けは要注意
吹抜けは開放感があって気持ちがいい反面、こたつのある空間とはバランスが崩れやすい面もあります。床座りスタイルのこたつに対して上部空間が広すぎると、見た目がアンバランスに感じられることがあります。また、暖かい空気は上へ逃げやすいため、エアコンを使っても部屋全体がなかなか暖まりにくい場合も。吹抜けがある場合は、天井にファンを付けて空気を循環させる工夫をしましょう。
こたつが似合うインテリアのポイント
こたつが似合うインテリアにするには、いくつかのポイントがあります。こたつの温かさだけでなく、インテリア性も楽しめると、家で過ごす時間がより快適になるでしょう。
照明効果で温かみがアップ
こたつだけでも体感的な温かさを得られますが、照明にもこだわると温もりをより効果的に演出できます。電球は昼白色よりもオレンジ色の電球色がおすすめです。間接照明やペンダントライトを取り入れると視覚的な温かみが増し、空間の雰囲気もアップします。
ラグやクッションも雰囲気ピッタリ
こたつはラグやクッションと組み合わせることで、温かさだけでなくインテリアとしても相性が良くなります。素材・カラー・デザイン次第で部屋の印象を変えられるのもポイント。アクセントとなるカラーを取り入れると、おしゃれな雰囲気もつくりやすいでしょう。
散らからないようにする収納
こたつは家族みんなが集まる場所になりやすい一方、人が集まることで知らぬ間に物だらけになってしまうことも。物が増えると、せっかく居心地の良い空間が台無しになりがち。壁面収納や収納付きテレビボードなどがあると、きれいに片付けやすくなります。また、収納場所はあちこちに分散させるより、こたつ周りの1ヵ所にまとめると良いでしょう。
住宅性能でこたつ効果がアップ
こたつの心地よさをさらに高めるには、住宅性能にも目を向けると快適性が上がります。こたつや暖房家電だけに頼ると電気代がかさみやすいため、住まいの性能を整えることも有効です。
高断熱×高気密
冬だけでなく夏も快適に過ごすために、断熱性能は重要です。断熱性が弱いと外気の影響を受けやすく、部屋を暖めてもなかなか暖まりません。さらに気密性の高い家にすることで、冷気が室内に入り込みにくくなり、暖まった空気を保ちやすくなります。
窓断熱で冷気シャットアウト
気密性の高い家でも、窓から冷気が入り込むことがあります。窓は外気の影響を受けやすく、触るとヒンヤリしているのがわかります。窓からの冷気を防ぐには、断熱性の高いガラスを選んだり、断熱シートを貼ったりする方法が効果的です。Low-E複層ガラスと樹脂サッシの組み合わせなら、より高い断熱性が期待できます。
監修 野村 綾乃氏
株式会社アンズコミュニケーションズ 代表取締役
大手証券会社のOL を経てラジオ業界に転身。ラジオ番組パーソナリティに。現在の担当番組は、『笠原将弘の賛否両論/東海ラジオ』『市政情報/エフエム岡崎』。番組構成作家を行いながら、住宅ライターとしても住宅系雑誌・WEBサイトでのコラム・取材記事の執筆、監修、講師で活躍中。



