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自宅でバーベキューを楽しもう!自宅でバーベキューを楽しむコツを解説します

近年のアウトドアブームの影響もあり、手軽に自宅でバーベキューをするご家庭が増えています。
遠くに移動しなくても家で本格バーベキューを楽しめる。
友達や親戚が集まってホームパーティーをする。
お金を掛けずに気分転換をしてお出かけ気分を味わう。
子どもと一緒に楽しんで過ごせる。
自宅でバーベキューをすることはメリットも多く、休日を楽しく過ごすホームパーティーにも憧れます。
しかし、自宅でバーベキューを楽しむには、必需品の準備や注意点を知ることが大切です。
今回は、自宅でバーベキューを楽しむコツと注意点についてご紹介します。

自宅でバーベキューができる家の特徴

自宅でバーベキューをするには、家の特徴によって向き不向きがあります。マイホームだからといって、どの家でも快適にバーベキューができるという訳ではありません。自宅で快適にバーベキューができる家の特徴を解説します。

マンションはほぼ不可能

マンションの場合は、ほとんどの場合がベランダやテラスでは火気厳禁となっています。ベランダやテラスは専有部ではなく、専用使用権が認められた共用部になるため、ルールに沿って使用しなくてはいけません。そのため、マンションでバーベキューはほぼできないと思っておきましょう。基本的には、バーベキューをするには一戸建て住宅であることが条件となります。

庭または屋上に余裕のあるスペース

自宅でバーベキューをするときは、庭や屋上で行うことが多いです。そのため、庭や屋上に余裕のあるスペースを確保しなくてはいけません。最低でも人数分が座れる椅子とテーブルが置けるスペースが必要です。また、必要な道具を収納するスペースも忘れないようにしましょう。

外から見えづらい作り

庭や屋上でバーベキューをするときに、なるべく外から見えづらい造りにすることがポイントです。丸見えだと自分達のプライバシー性が守られないだけではなく、近隣の人達にとっても見えない方がストレスにならないでしょう。リラックスして過ごすためにも、プライバシー性のある空間づくりを考えてみましょう。

リビングやキッチンから庭や屋上に行きやすい

庭や屋上でバーベキューをするときに、食材や道具を持ち運ぶのに、リビングやキッチンから行きやすいことも快適に楽しめる条件です。キッチンやリビングへ食材や物を取りに行く頻度は高いので、快適に楽しむために大きく関わります。日頃からバーベキューが楽しめる家づくりがしたいという場合は、水場が庭や屋上にあると調理や後片付けもラクになるのでおすすめです。

ウッドデッキやテラス

ウッドデッキやテラスがあると、リビングからの移動がしやすく、準備や片付けもしやすいでしょう。木の温かみを活かして、リビングのような寛ぎ空間をつくりやすくなります。小さなお子さんも遊ばせやすく、汚れたときの掃除もしやすいです。

近所付き合いや仲が良い環境

自宅でバーベキューをするときは、騒音やニオイなどで近隣の人達に迷惑をかけてしまう可能性が。近所付き合いがあり、近隣住民で仲が良い環境であれば、多少の騒音があっても大きなトラブルになることはないでしょう。しかし、近所付き合いがない関係性の場合、近隣への配慮がないとトラブルに発展してしまう可能性もあります。近隣の人達との関係性も大切にしたいものですね。

自宅のバーベキューで欠かせないアイテム

自宅でバーベキューをする際の必須アイテムがいくつかあります。道具が揃っていれば、いつでも気軽に楽しめるでしょう。

バーベキューコンロ

自宅でバーベキューを楽しむには雰囲気づくりも大切です。バーベキューコンロは、その場のメインとも言えるアイテムなので、家の特徴に合わせたタイプを選びましょう。コンロは利用する人数によって最適なサイズが変わるので、最低でも家族の人数分が快適に使えるサイズのものを選びます。また、収納がしやすいように、なるべくコンパクトで軽量なものがおすすめです。収納スペースに余裕がある場合は、大人数のパーティーでも楽しめる大型グリルも人気があります。

アウトドア向けのイス・テーブル

自宅のバーベキューでは、イスやテーブルのセットは欠かせません。水に濡れても大丈夫なアウトドアタイプのものが良いでしょう。アウトドアタイプであれば、そのまま出しっ放しでも雰囲気を損なうことなく活用できます。

アウトドア向けの食器

イスやテーブルと同様に、食器もアウトドア向けのものがあると便利です。アウトドア向けの食器は割れ物を使っておらず、軽くて洗いやすいものが多くあります。小さなお子さんが使っても安心でき、オシャレな食器選びもバーベキューを楽しむポイントの一つと言えます。

トング・軍手などの小物

バーベキューには、トングや軍手、炭なども欠かせません。オシャレなデザインやアウトドアらしい小物を揃えることで、自宅でも雰囲気も高まります。家で普段使っているもので代用はできますが、あえてアウトドア用のものがあるとバーベキューらしさが一段とアップします。

ランタンなどの照明器具

アウトドアな雰囲気づくりに、ランタンなどの照明器具があるだけで雰囲気がグッと変わります。昼に食事を楽しみ、夜ゆっくりと寛ぐときに柔らかい灯りをあると、休日気分とリラックス感が高まります。ソーラー充電できるものも多いので、昼間の内に充電しておけば夜の使用時には快適です。

日よけ

夏場は日差しも強く暑いので、直射日光を避ける日よけがおすすめです。熱中症対策や周りからの視線を遮ることができます。大きな日よけを設置すれば、手軽にプライバシー性の確保が可能です。

自宅のバーベキューはココに注意!

家族や友達が集まって、ワイワイと賑やかに楽しめるバーベキューですが、モラルやマナーなどには注意しなくてはいけません。トラブルに発展してはせっかくの楽しい時間も台無しなので、注意点も意識して楽しみましょう。

近隣との関係を良好に

日頃から近所の人とは良好な関係を保っておきましょう。特別仲の良い関係性という訳ではなく、挨拶やちょっとした談笑くらいできれば十分ではないでしょうか。バーベキューをすることを事前に伝えておくのがベストですが、会う機会がなければ終わった後に「うるさくてすみませんでした」と一声かけるだけでも印象が違います。普段の生活にも関わることなので、近隣との関係を良好に保つことは大切です。

ニオイと煙に配慮する

バーベキューでトラブルになりやすいのは、ニオイと煙。近所で洗濯物や布団などを外で干していたらニオイがついてしまいます。風が強い場合や風向きなどに気を付けて、近隣に迷惑をかけないよう十分配慮しましょう。近隣住宅との距離が近い場合は、炭火などは避け、なるべく煙の出にくいホットプレートの使用がおすすめです。

騒音やマナーに注意

外で話すことは、自分達で実感する以上に響いていることがあります。お酒を飲んでいれば、自然と声が大きくなってしまうこともよくあること。肉を焼いている音や調理している音も、静かな時間帯は気を付けなくてはいけません。大勢で楽しむときは、夜の時間帯は避けて夕方には終わらせるくらいがマナーと言えるでしょう。

監修 野村 綾乃氏

株式会社アンズコミュニケーションズ 代表取締役

大手証券会社のOL を経てラジオ業界に転身。ラジオ番組パーソナリティに。現在の担当番組は、『笠原将弘の賛否両論/東海ラジオ』『市政情報/エフエム岡崎』。番組構成作家を行いながら、住宅ライターとしても住宅系雑誌・WEBサイトでのコラム・取材記事の執筆、監修、講師で活躍中。

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