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家づくり
注文住宅でゲーム部屋をつくろう!快適に楽しむための間取りや内装を解説!
年齢問わずゲームが趣味という人が多く、専用のゲーム部屋に憧れて家づくりを考えるケースが増えています。
趣味を楽しめる空間があると、家で過ごす時間も楽しくなり、快適な環境でゲームに集中できます。
しかし、注文住宅でゲーム部屋をつくるときは、どのような環境を整える必要があり、どのようなスペースを使うかを事前に計画しておかなくてはいけません。
今回は、注文住宅でゲーム部屋をつくる際の間取りやインテリアのポイントについてご紹介します。
目次
ゲーム部屋をつくる間取りやインテリアのポイント
ゲームをする部屋は、単にそのスペースを確保できれば良いという訳ではありません。集中してゲームの世界観を楽しむためにも空間づくりや空間演出は大切です。ゲーム部屋に適した間取りや、空間づくりのポイントについて解説します。
インターネット環境
ゲーム部屋では、オンラインゲームをすることが多いため、インターネット環境は欠かせません。オンラインゲームをするときに、ネットの安定性や通信速度が悪いとストレスになってしまうので、十分な通信速度や安定性の高いものを選びましょう。Wi-Fiでも問題ないですが、有線でも使える環境にしておくと安心です。
配線や収納
ゲームの種類は多種多様で、人気のゲーム機器だけでも複数あり、ゲームの種類によっては専用の付属品を使うものもたくさんあります。ゲーム機器だけでなくパソコンでゲームをすることも多いです。ゲーム部屋では多くの機器や専用の付属品を使うため、配線がゴチャゴチャと乱れがち。掃除がしやすくキレイな状態を保つためにも、配線の配置や収納についても事前のイメージが大切です。ポイントとしては、結束バンドやケーブルカバーを使うと、複数の配線もスッキリまとめやすくなります。また、専用の付属品やコントローラー、ゲームソフトなどが収まるように、収納スペースも余裕を持って確保しておくことが大切です。
防音設計
大音量でゲームを楽しみたいときや、友達と一緒にゲームを存分に楽しむときは、音量や声が大きくなってしまうこともあります。他の部屋への音漏れや家族に迷惑をかけないよう、防音設計を取り入れることもおすすめです。快適性を重視する場合は、防音性のある壁や床などを検討してみると良いでしょう。
利用人数に適した間取り
ゲーム部屋のスペースを考えるには、利用人数をイメージすることが大切です。1人でゲームをするのであれば、デスクと椅子のみで1畳~2畳のスペースがあれば快適に過ごせます。個室を設けるのではなく、間取りの一角か空きスペースを有効活用することも可能です。また、家族や大人数でゲームをする機会が多い場合は、リビングでゲームをするか、リビングに隣接した部屋をゲーム部屋として活用すると、広々と賑やかに楽しめます。
限られたスペースでもゲーム部屋をつくることができる場所
注文住宅とはいえ、間取りのスペースは限られています。ゲーム部屋として1室を用意するのは難しいことも少なくないでしょう。空間の工夫でゲーム部屋をつくることができる場所をご紹介します。
クローゼット
ゲーム部屋を設けるスペースはなくても、ウォークインクローゼットや物置に余裕がある場合があります。クローゼットには棚が付いていることも多く、ゲーム機器のデスクや収納スペースにも活用しやすいです。扉を締めれば個室になるので、ゲームに集中したいときにも適した空間になります。
リビングの一角
一番スペースの確保がしやすいのがリビングの一角です。個室にすることは難しいですが、家族とのコミュニケーションが取れて、空調なども快適な環境でゲームができます。家族の全員が使いやすく、子どもが遊ぶ場合でも目が行き届く場所なので安心です。
ロフト下や階段下
間取りのスペースに余裕がない場合は、家の中のデッドスペースを有効活用しましょう。ロフトベッドの場合はその下の空間や、階段の下もデッドスペースになりやすい場所です。空間の高さはやや低くなりますが、デスクと椅子が置ければゲームをするスペースとして活用ができます。子どもにとっては秘密基地のような感覚で空間づくりを楽しめます。
ゲーム部屋のインテリアに取り入れたい物
ゲーム部屋は趣味の空間であり、自分のお気に入りのものを集めてインテリアにもこだわりたい場所です。ゲーム部屋のインテリアも楽しんで、憧れのゲーム部屋をつくりましょう。
ゲーム部屋で必要なアイテム
ゲームの世界観を楽しみながら、集中してゲームをするためには以下の4つのアイテムが必要です。
・大きめのモニターや複数のモニターが置ける大きめのデスク
・長時間座っても疲れにくいゲーミングチェア
・目にやさしい間接照明やデスクライト
・サウンドバーやスピーカー、ヘッドホンなどの音響機材
ゲーム人気でインテリアショップでもゲーム部屋に特化したものも多く販売されるようになりました。オシャレなデザインの物もたくさんあり、特にゲーム向けのデスクやゲーミングチェア、照明などは快適にゲームができるように考えられて設計されています。
ゲーム部屋をオシャレにするポイント
ゲーム部屋をオシャレにして、ゲームに関連したインテリアにすると、より世界観を楽しめる部屋をつくることができます。
・インテリアのカラーに統一性を持たせる
・好きなゲームキャラクターのフィギュアやグッズを飾る
ゲーム部屋は、単純なオシャレさと言うよりは、ゲームに関連したテーマを元にインテリアを整えていくと雰囲気が格段にアップします。また、カラーパレットによって照明の色を調整できる場合は、ゲームの内容によって青、赤、黄などに変えるとゲームの世界に没入しやすくなるでしょう。
注文住宅でゲーム部屋をつくるときの注意点
注文住宅は自由に間取り設計ができるため、快適なゲーム部屋がつくりやすいです。快適性や全体のバランスを考慮することも大切であり、気を付けたいポイントを解説します。
利用する人数を明確に
ゲーム部屋を快適にしたいからと言って、ただスペースを広く設ければ良いという訳ではありません。1人しか利用しないのにスペースを無駄にとっても、物置部屋になってしまうことや、空調などで電気代が無駄に発生してしまうケースがあります。ゲーム部屋を利用する主な人数を明確にして、適切な間取りを決めましょう。ほとんどが1人で利用し、たまに家族でゲームをする程度であれば、リビングにもゲーム機が移動しやすいように配置しておけば便利です。
居住面積とのバランス
家づくりの中心は、生活の中心になるリビング、ダイニング、キッチン、寝室などがメインです。メインとなる居住面積とのバランスを考えて、ゲーム部屋のスペースを考えましょう。ゲーム部屋を確保するために、リビングやダイニングが窮屈になってしまっては快適な家づくりとは言えません。生活の中心と趣味の空間とのバランスを考えることがポイントです。
収納スペースの確保
ゲーム機器には付属品やゲームソフトの量も多いため、収納スペースの確保は欠かせません。収納スペースが十分でないと、ゲーム機器の整理ができずに散らかった部屋になりやすいです。収納スペースに余裕があれば、物が増えても整理整頓をして空間をキレイに保てます。
監修 野村 綾乃氏
株式会社アンズコミュニケーションズ 代表取締役
大手証券会社のOL を経てラジオ業界に転身。ラジオ番組パーソナリティに。現在の担当番組は、『笠原将弘の賛否両論/東海ラジオ』『市政情報/エフエム岡崎』。番組構成作家を行いながら、住宅ライターとしても住宅系雑誌・WEBサイトでのコラム・取材記事の執筆、監修、講師で活躍中。