家づくり

リノベーションを考えよう!|リノベーションの流れや費用について説明します!

「リノベーションをしようかな・・・」と思っても、何から始めたら良いのか?いくらくらいかかるのか?特に初めての方は不安が大きいでしょう。
リノベーションをするには、事前にイメージや流れ、費用など考えておかなければならないことが多くあります。
細かなことまで把握してから進めないと、「こんなはずじゃなかった!」「予定していた費用をオーバーしてしまった」という失敗になりかねません。
今回は、そんな失敗をしないように、リノベーションの流れや費用について詳しくご紹介します。

リノベーションをする前に考えるべきこと

リノベーションの計画を進める前に、考えをまとめておくべきことがあります。それはリノベーションをする上で基本となる「目的」「予算」「時期」です。この3つが固まらないと進めてもうまくまとまらないので、最初にしっかりと考えておきましょう。

リノベーションをする目的を明確にする

リノベーションを何のためにするのか?という目的を明確にしましょう。リノベーションをする主な理由はさまざまです。

・壁紙や床を張り替えてデザイン性を変えたい

・設備が古いので新しい設備に入れ替えてキッチンを新しくしたい

・間取りを変更してリビングを広くしたい

・ウォークインクローゼットやパントリーなど収納を増やしたい

・オープンキッチンに変えたい

・オシャレな雰囲気のインテリアに変えたい

目的を明確にしておかないと、アレもコレもといろいろな話しになってしまい目的がズレてしまいます。中途半端にいろいろやってしまうと、費用負担のアップにも繋がる原因です。複数のリノベーションを検討する場合は、優先順位を決めておくことが大切なポイント。リノベーションの目的を明確にして計画をスタートさせましょう。

予算を決める

リノベーションに掛かる費用は、やりたいことを増やすとどんどん予算が上がってしまいます。詳細を決めると同時に予算の上限を決めておきましょう。予算の上限を決めた上で、どのようなリノベーションができるのか、現実的な話しが見えてきます。予算をオーバーしてしまう場合には、優先順位や妥協できる部分を決めておくと予算内に抑えて進めやすくなります。

リノベーションをする時期

リノベーションをする時期はどれくらいが良いのかも、最初に決めておくべき項目です。リノベーションの内容によっては長期間の施工が必要になることも多く、短期間の施工でも一度引っ越しをしなくてはならないケースもあります。リノベーションの施工は6ヶ月程度かかる場合もあるので、どの時期に実施するのが1番ライフスタイルに合っているのか考えるようにしましょう。

リノベーションの流れ

リノベーションの期間や完了までのイメージをするためにも、全体の流れを知っておきましょう。リノベーション開始~完了までの主な流れは以下となります。

1.  業者選定・打ち合わせ・見積もりなど

2.  契約手続き・その他準備

3.  施工開始

4.  引き渡し

5.  アフターメンテナンス

それぞれの項目について詳しく解説します。

①業者選定・打ち合わせ・見積もりなど

リノベーションの目的や予算、時期が決まったら、業者選定をするために打ち合わせをして見積もりの依頼をします。基本的には1社だけだと良し悪しがわからないので、気になる業者を複数ピックアップして比較しながら決めることがポイントです。現地確認や希望プランのすり合わせ、費用の調整など、最初のスタートが1番時間のかかる部分になります。スタートが肝心なところなので、納得した内容で進められるようにしましょう。

②契約手続き・その他準備

打ち合わせや見積もり等が終わって詳細が決まったら、契約手続きやそのほかの準備を進めましょう。最終的なプランやスケジュール、費用などが書面上に正しく記載されているかチェックします。引っ越しが必要な場合は、準備も大掛かりになるので時間に余裕が大切です。ローンを組んでリノベーションを行う場合は、金融機関の審査も必要なので、状況に合わせて順番を組んで進めましょう。マンションの場合は、管理会社に申請が必要になることが多いので事前に確認にしておかなくてはいけません。また、大きな騒音が出る場合は、上下階や隣接の住人に前もって挨拶しておくとトラブル防止にもなります。

③施工開始

契約が終わったらリノベーションの施工が開始されます。短期間の施工でない場合は途中経過も定期的にチェックしましょう。違和感のある部分があったら、なるべく早めに業者へ問い合わせてください。「言いづらいな・・・」と思っていると、工程が進んでしまい修正できないことや余計に時間や費用がかかってしまうこともあります。

④引き渡し

リノベーションの施工が完了し、最終的な確認後に引き渡しです。基本的には契約時に着手金を支払い、引き渡し時に残りの費用を支払います。

⑤アフターメンテナンス

引き渡し後、実際に住み始めて気が付くこともあります。1ヶ月しか経ってないのに不具合が出てきたということもあります。そのようなケースにも備えて、アフターメンテナンスができるか契約前に確認をしておきましょう。アフターメンテナンスがあると、万が一というときでも安心できます。

リノベーションにかかる期間と費用

リノベーションを検討する上で1番に気になるのが、期間と費用の問題です。期間と費用は、どのようなプランのリノベーションをするのかによっても大きく変わります。目安となる期間と費用について解説します。

リノベーションにかかる期間の目安

リノベーションにかかる期間は、規模や内容にもよりますが6ヶ月くらいかかる場合もあります。この期間の中には、打ち合わせ段階~引き渡しまでの工程が含まれています。リノベーションのプランニングが決まるまでも長い時間を要するので、期間を短くしたい場合には、具体的なイメージを持ってスタートすることがポイントです。リノベーションで希望しているインテリアの写真などを準備しておくと、業者にもイメージを伝えやすくなります。また、リノベーションの施工期間は、仮住まいでの生活等、普段の生活を犠牲にする部分もあるので、なるべく期間を短くしてスムーズに完了できることが理想です。

リノベーションにかかる費用の目安

リノベーションにかかる費用は、規模や内容によって幅広く変動します。特に水回りの変更やスケルトンにする場合は、大きな費用がかかりやすいです。ある程度大掛かりな規模のリノベーションになると、700万~1,000万円程度かかることも珍しくありません。リノベーションにかかる費用には、材料費や施工費だけでなく仮住まいへの引っ越し代や家賃もリノベーション費用として計算しておきましょう。まとまった費用がかかってくるので、どこにお金をかけるのか重視するポイントを決めておくことが大切です。

監修 一級建築 代表取締役 原 康人氏

株式会社三建コンサル

個人・法人のお客様から土地や建物に関するご相談(空き家、相続、土地建物の売買など)を伺い、ご提案をしながら一緒に解決策を見出しています。建築設計はもちろん、土地の測量、農地転用や市町村の申請書類作成も行っており、「土地から建物の相談役」として皆様のお役に立てるよう努めています。

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