- TOP
- こんなこと知りたかった!「暮らしと家づくり」コラム
- モノトーンインテリアでおしゃれな家づくり!モノトーンインテリアのポイントを解説します!
暮らし
モノトーンインテリアでおしゃれな家づくり!モノトーンインテリアのポイントを解説します!
目次
モノトーンインテリアとはどんなもの?
モデルルームやホテルなどでも取り入れられる、人気の高いモノトーンインテリア。素敵なインテリアを実現するために、モノトーンインテリアの特徴を挙げていきます。
モノトーンインテリアの特徴について
モノトーンインテリアの特徴として一番わかりやすいのが、統一されたカラーです。黒・白・グレー(シルバー)を中心にまとめられたシンプルなカラーがモノトーンとされています。正式には、この3色以外でも単一色で構成された色合いであればモノトーンとして海外では認識されているようです。モノトーンカラーをインテリアに用いることで、基本的には「モダン」「シンプル」「シック」「スタイリッシュ」な雰囲気の空間になります。住まい空間の生活感が軽減でき、センスの高さを表現できるところもモノトーンインテリアの魅力。ちょっとしたポイントを押さえればモノトーンにできるので、インテリアに詳しくない人でも取り入れやすいでしょう。カラーコーディネートだけでなく、家具の選び方でもモノトーンインテリアの演出が可能です。
モノトーンインテリアで使用されているもの
モノトーンのインテリアは、カラーの統一感だけでなく素材やデザインにも注目しましょう。金属やガラス、ステンレス、大理石といった素材を使うと、より一層モノトーンな雰囲気にまとまりやすくなります。やや無機質な印象の方が、モノトーンインテリアとしてスタイッシュやモダンな雰囲気が出しやすくなるでしょう。また、家具は無地でシンプルなものがモノトーンとの相性が良いです。素材やデザインの特徴にも注意して家具を選ぶと、おしゃれ度も増します。
モノトーンインテリアのメリット・デメリットについて
モノトーンインテリアにすると、かっこよくおしゃれな雰囲気に仕上がりますが、メリット・デメリットがあります。上手く取り入れれば良いのですが、モノトーンの使い方に失敗してしまうとデメリットが強くなってしまうかもしれません。メリットとデメリットが自分好みのインテリアに合うかどうかも、取り入れる際のポイントになるでしょう。
メリット
モノトーンインテリアはおしゃれな空間にすることはもちろん、カラーを統一することでまとまりが出やすくなります。引き締まった印象になり、シンプルかつ生活感を感じさせにくい空間にできるのがメリットです。スタイリッシュでかっこいい雰囲気だけでなく、モノトーンカラーでも優しく柔らかい空間をつくることもできます。モノトーンのカラーは黒・白・グレーといったカラーに絞られますが、バランスによって男性的にも女性的にもアレンジしやすいです。専門的な知識がなくてもまとまりやすいので、色合いに悩んだり、デザインに悩んだりすることも減るでしょう。
デメリット
モノトーンインテリアは、色のバランスが鍵を握っています。黒の印象が強すぎると重くなり過ぎてしまい、単に暗い空間にもなりかねません。おしゃれな空間を意識したとしても、見え方によっては地味なインテリアになってしまう可能性も。モノトーンでスタイリッシュさやモダンな印象を思い描いていたのに、黒が強すぎてロックな雰囲気になってしまった…などとならないよう気を付けましょう。黒・白・グレーのバランスを考慮して、モノトーンでも明るさを取り入れることを意識するとデメリットを軽減できます。
モノトーンインテリアを取り入れる際のポイントについて
モノトーンインテリアを取り入れるのは、初心者でも難しいことではありません。ただし、上手に取り入れるためにはいくつかのポイントに注意が必要です。おしゃれなモノトーンインテリアにするために、ポイントを覚えておきましょう。
配色のメインを決めよう!
モノトーンの最重要ポイントは、カラーです。黒・白・グレーをモノトーンカラーの代表としていますが、インテリアのポイントは配色のバランス。最初に決めるべきことは、配色のメインを決めることです。メインの色をどの色にするかでインテリアの雰囲気が大きく変わります。
黒をメインにした場合・・・シック、モダンな雰囲気をつくりやすい
白をメインにした場合・・・スタイリッシュな雰囲気をつくりやすい
グレーをメインにした場合・・・シンプル、ナチュラルな雰囲気をつくりやすい
このように、メインの色によって雰囲気のつくりやすさが変わります。どのような雰囲気をイメージするかによって、配色のメインを決めると良いでしょう。モノトーンインテリアの基本的な配色バランスは、「メインカラー70%、アソートカラー25%、アクセントカラー5%」という割合が理想とされます。メインカラーが決まったら、バランスにも注目してインテリアを考えましょう。
観葉植物などを置いてアクセントをつけよう!
観葉植物は緑ですが、モノトーンインテリアとの相性がとても良いです。落ち着いたモノトーンに自然のアクセントが加わるので、違和感なくポイントにできます。少しアクセントがあると垢ぬけた印象になるため、やわらかく優しい空気感にするためにも観葉植物はおすすめです。アクセントカラーは観葉植物以外にも、クッションや置物などワンポイントになるものであれば活用できます。モノトーンカラーだけでは単調になりがちなので、このようなアクセントが効くと上級者のインテリアがつくれるでしょう。
家具選びは空間と合うものをチョイスしよう!
モノトーンインテリアには家具選びも重要なポイントです。リビングのメインとなるソファーやテーブル選びの際も、ちょっとした違いで大きく差が出ます。シックやスタイリッシュな雰囲気にしたい場合は、黒を基調としたレザーのソファーが合うでしょう。テーブルは、脚がステンレスのような金属製のものを選ぶとスタイリッシュさが出せます。ナチュラルな雰囲気にしたい場合は、グレーでファブリック素材のソファーを選ぶと柔らかい雰囲気をつくりやすくなります。無機質な印象のモノトーンインテリアですが、程よく温かみのある素材を取り入れることでリラックスできる空間として調和がとれます。つくりたいインテリアの空間に合った家具選びをしましょう。
監修 野村 綾乃氏
株式会社アンズコミュニケーションズ 代表取締役
大手証券会社のOL を経てラジオ業界に転身。ラジオ番組パーソナリティに。現在の担当番組は、『笠原将弘の賛否両論/東海ラジオ』『市政情報/エフエム岡崎』。番組構成作家を行いながら、住宅ライターとしても住宅系雑誌・WEBサイトでのコラム・取材記事の執筆、監修、講師で活躍中。