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知っているようで知らない、名古屋の魅力についてご紹介いたします

名古屋ってどんな街?

名古屋の成り立ち

名古屋という名前のついた町がつくられたのは、今から400年ほど前、1610年に徳川家康が清須から町ごと引っ越してきた「清州越し」が起源と言われています。
それ以前にも織田信長や豊臣秀吉、前田利家、加藤清正といった戦国武将も現在の名古屋市内生まれていると伝わっています。戦国以前の歴史スポットとして、熱田神宮は、7世紀ごろの創建といわれており、鎌倉幕府を開いた源頼朝は熱田区の誓願寺で生まれたと伝わっています。

名古屋市基本データ

人口は2319千人、うち男性1138千人、女性1181千人 東京、横浜、大阪に次いで国内第4位です。

ものづくりの聖地

大手自動車メーカーはじめ、自動車部品、工作機械、精密機械など著名な製造業企業がたくさんあり、産業の集積地として有名です。 
また、近隣の瀬戸や常滑の窯業が発達し、セラミックス関係の企業も多くあります。

名古屋の魅力

歴史文化

名古屋城は1615年に徳川家康によって築城されましたが、1945年に戦火により焼失、戦後1954年に再建されました。
天守閣と同時に焼失した本丸御殿は、戦前は国宝に指定されており、写真や図面が残っていたため、2018年に忠実に復元されました。襖絵や彫刻欄間などもまばゆい輝きを放っています。現在の天守閣は耐震の観点から閉鎖中ですが、近い将来に木造復元を目指しています。
徳川美術館は、尾張徳川家に代々受け継がれた大名道具など1万件あまりを収蔵、展示しています。武具や刀剣をはじめ、大名道具やひな人形、国宝の源氏物語絵巻も収蔵され年に1回公開されています。 

ものづくり

トヨタ産業技術記念館は、機織り機に始まるトヨタグループの歴史と歴代の自動車が見学できます。動く自動織機や本格的な工場さながらの展示もあります。
ノリタケカンパニーリミテドが運営するノリタケの森は、明治時代に海外輸出していた洋食器オールドノリタケの展示が見れるほか、陶磁器の制作過程も見学でき、お皿やマグカップに絵付け体験もできます。

都市公園、アミューズメント、テーマパーク

Hisaya odori park20209月に整備され、カフェやブランドショップが立ち並ぶ明るいくつろぎの場となっています。中部電力ミライタワーの中にあるザタワーホテル名古屋は、ユニークなデザイナーズホテルとなっています。


東山動植物園は、広大な敷地に、動物園、植物園、遊園地のある総合公園として市民に親しまれています。
港区の名古屋港水族館は、イルカやベルーガ、シャチなどの海の哺乳類や日本から南極に至る水域に生息する生物を紹介しています。
2018年にオープンした日本で唯一のレゴランド®ジャパンは、12歳以下の子供たちをターゲットに、ファミリーで楽しめるレゴブロックのテーマパークです。
2022年11月に名古屋のお隣の長久手市のモリコロパーク内にオープンした「ジブリパーク」も大人気です。ジブリ映画の世界に迷い込んだような建物や装飾、食事が楽しめます。現在オープンしている3エリアに加え、202311月に「もののけの里」が、20243月に「魔女の谷」がオープン予定です。 

なごやめし

東西の文化のはざまで独自の郷土料理が発達した名古屋やこの近辺を発祥とするもの、地域の調味料や食材などで料理されている食べ物のことをなごやめしと言います。
背景には、大豆を主原料にした豆味噌や酢や酒などの醸造文化が発達し、調味料として利用されたことがあります。

お祭り・イベント情報

熱田まつり、徳川園山車揃え、有松・鳴海絞まつりなどの伝統的なまつりのほか、世界コスプレサミットやにっぽんど真ん中祭りといったイベント、そして名古屋の秋の風物詩 名古屋まつりなどを名古屋観光コンベンションビューローが運営する「名古屋コンシェルジュhttps://www.nagoya-info.jp/」というホームページで紹介しています。X(Twitter)FacebookinstragramなどのSNSでもイベント情報を発信しています。 

文化施設・図書館

コンサートや演劇など身近な自主事業を行っている名古屋市文化小劇場は中区を除く全区に設置されています。
図書館は、昭和区にある鶴舞中央図書館を始め、全16区に設置されています。

子育て・医療・教育・福祉

名古屋市では子育て世帯を応援する施策を行っており、保育園待機児童が10年連続でゼロとなっています。
また、高校3年生の3月末まで入院・通院費が無料となっております。子どもが生まれた家庭にはわくわくプレゼント事業として、5万円相当のカタログギフトを進呈しています。小学生の留守家庭の放課後対策として、学童保育、トワイライトスクール、トワイライトルーム事業が充実しています。名古屋の教育については、名古屋スクールイノベーションとして授業改善の推進、環境整備、広報啓発などに取り組んでいます。
GIGAスクール構想として、小学校、中学校、特別支援学校にタブレット約16万台を配備、AIドリルやプログラミングなどで学習意欲を向上させています。また学校におけるネットワーク整備、民間企業との学校マッチングプロジェクトなどで、こともたちの興味関心を育成しています 。



また、名古屋子ども応援委員会として、いじめや不登校の支援組織にスクールカウンセラーを設置しています。
名古屋の市立病院は、名古屋市立大学附属医療センター、病院となり、高度かつ安全で開かれた医療を提供するとともに、大学病院として質の高い医療従事者を育成しています。
瑞穂区に私立大学病院、西区に西武医療センター、千種区に東部医療センター、緑区にみどり市民病院が設置されています。小児救急ネットワークは24時間365日体制で安心です。
名古屋市の福祉施策としては、市営地下鉄、バスと市内の名鉄・JR線が乗り放題の敬老パスがあります。高齢者の気軽なおでかけをサポートしています。所得に応じて一部自己負担があります。
また、高齢者、障碍者など保健福祉相談窓口があり安心して暮らせます。
また、近年の地震や豪雨災害にそなえ、防災訓練、指定緊急避難場所などを周知しており、名古屋市防災アプリで最新情報を提供しています。

以上名古屋について少し理解が深まったでしょうか。
住みやすい街、歴史と産業、食の魅力にあふれた街名古屋の魅力を感じていただければ幸いです。

監修 永田 恵子氏

公益財団法人 名古屋観光コンベンションビューロー

名古屋観光コンベンションビューロー 総務部コンテンツ戦略グループ長。               長年、名古屋の観光客誘致に携わっている。

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