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家づくり
どんな街に住む?住む場所の決め方のコツを教えます!賢く上手に買う方法
目次
1.住宅購入は暮らしをイメージしながら住みたいエリアを決めよう
住宅を選ぶにあたって住みたいエリアを決める際、朝の通勤や通学に時間を取られるということは、仕事や学業以上のストレスに繋がることもあります。
そのため、仕事や学業以外のストレスは出来る限り減らすべきであると言えるでしょう。あなたが住みたいと思う街で、どのように暮らしていきたいのかという将来の展望も見据えた上で、慎重にエリア選びを行う必要があります。
住宅購入を検討する時に、以下の3つのポイントを重視して選んでいくとスムーズに進められます。
交通アクセスをチェック
住む場所を選ぶ時に、交通の便は必ず確認すべき項目です。最寄駅は?会社や学校までの距離は?行き方は?スーパーは便利な場所にある?など、日々の暮らしに欠かすことのできないアクセス性は最初にチェックするようにしましょう。
家族全員のライフスタイルに対して交通の利便性が合致していれば、住む場所が決まりやすくなる可能性も高くなります。仕事中心の生活を送るご夫婦や、子育てを第一に考えるご家族のようなケースでは、アクセスの良い駅周辺で暮らしたいと希望する家族が多く、生活する上での便利さを求める傾向にあると考えられます。
夫婦間や家族で暮らしていく中で、生活の利便性を考える場合には何を重要視するのかという優先順位を意識して選定していくと決めやすいかもしれません。
暮らしやすさをチェック
都心に住むのか郊外に住むのか、買い物はすぐにできる距離にあって銀行は近くにあるのか、子育てに適していて、病院や福祉施設は充実しているか等、その街での暮らしやすさにも注目して実際にそこで暮らしているイメージをしながら住む場所を選んでいきましょう。
古くから人の住む地域や歴史のある街では、居住環境にさまざまな配慮がなされていることが多くあり、暮らしやすい傾向にあります。
また、あなたがこれから購入する住宅は、人生の10年や20年といった長い年月をかけて暮らしていくことになります。
そのため、お子さんを予定している方には授かったときのこと、予定外に両親と同居することになったといったケースなども考慮しながら暮らしやすさを見ていく必要があるでしょう。
2.快適度や安全性をチェック
土地の選定は、その街の雰囲気を感じ取り、快適に過ごせそうな場所であるのかどうかの想定をすることが大切です。
住みたい街で快適に過ごすためには、日当たりの良さや騒音の確認等をする必要があります。
高い建物の建ち並ぶエリアでは理想的な日当たりや風通しの確保が難しくなります。そのため、周りに高い建物がないかどうかのチェックをしましょう。
騒音に関しては、気になるような音が発生しないかどうかきちんと確認をすることが重要です。基本的に車の音や喧騒に溢れるエリアというのは、駅周辺に集まることが多くあります。
事前に騒音のチェックをしておくことによって安心して生活をすることができるでしょう。
安全性の観点では、安心・安全に暮らせるかという点を確認しておく必要もあります。
夜遅い時間でも歩いて帰宅できる環境にあるのか、終電が遅い時間まであるのか、その地域の犯罪率などもチェックをすると良いでしょう。また、災害が発生した場合に、その地域の状態がどうなるのかをハザードマップなどで確認をすることも重要です。
土地選びの際に購入先の担当者に相談すると、より詳しい情報を提供してくれる場合もあるので積極的に相談してみましょう。
災害リスクや住宅に関する情報を仕入れることができる場合もあります。
現地に足を運び周辺環境を肌で感じよう
インターネットで住みたい家を探していて気になる家を見つけた場合、その土地のことを知っていれば良いのですが、全く知らないエリアとなると、普段どのような雰囲気なのか分かりません。
そんな時は実際に現地まで足を運んでみることをおすすめします。
希望する住宅やその街の雰囲気は、実際に目にしないと分かりません。何度か訪れることによってそのエリアのことがよく分かってきますので、気に入ったエリアや住宅を見つけた際には、まずその場所を訪れてみるとよいでしょう。
また子育て中の家庭であれば、やはり実際に現地に行き、検討中の住宅付近が子育てに適しているエリアであるのかどうかについても事前にチェックしておくと良いでしょう。
平日と休日、昼間と夜間で雰囲気の変わるエリアも
街が平日と休日とで景色を変えるのはどの街でもある事ですが、それと同様に、昼間と夜間の時間帯で全く雰囲気の異なる街も存在します。
このような変化は実際にその時間帯に訪れないと気付くことができません。
そのため、平日と休日の夜間にも住みたい街の住宅周辺まで行ってみるようにしましょう。
昼間には確認できないような変化があるかもしれません。また、マンションの建ち並ぶエリアと一戸建ての並ぶエリアでは雰囲気も異なります。
異なる時間帯の雰囲気も確認した上で、あなた自身や共に暮らす家族全員がその街を気に入るかどうかというところまで確認しておきましょう。
眺めるだけでは分からないことがたくさんある
多くの家族が住みたいと思う街には、単に住みやすいということだけではなく、その土地に住みたくなる根拠や理由があります。
最終的にどのようなエリアに住むのかということは、あなたの人生において大変大きな選択になります。
インターネットで気に入った場所を見つけ、「とてもキレイな街だからここに住んでみたい」「オシャレなお店がいっぱいあるからここに住みたい」といった観点から選ぶことも素敵ですが、実際にその街を訪れ、通勤通学時間はどんな感じなのか、スーパーで買い物している住民たちがどんな方達なのかなど、肌で感じて分かったことを参考にしながら、思い描く将来計画とすり合わせをして住む街を選んでみるのも選び方のひとつでしょう。
3.長期的な視点から土地を選ぶには?
土地選びには、数十年単位でのロングスパンで考える必要があります。
その中でも特に重視したいのは、資産的視点を持つということと、暮らす土地がライフスタイルの変化に対応できるかどうかを考えることです。
この2つのポイントをしっかりと押さえる事によって、満足度が高く、後悔しない土地選びを実現することができるでしょう。
資産的視点から土地を見てみよう
土地の資産的価値は、売却と賃貸に焦点が当てられます。その土地に人気がある場合は、需要があるということなので、高値で売却することができます。また売却をしなくても、土地を貸し出し収益に繋げるといったことも考えることができます。逆に人気がなければ、購入時より資産価値が下がってしまう可能性もあるでしょう。将来転居をすることになった場合、土地の価値は非常に重要になってきますので、土地購入の際には資産的視点から考えるということも必要だといえるでしょう。
暮らしの変化に対応可能かどうか
将来的にお子さんを希望している、あるいはお子さんがいる場合は、子どもの成長過程において、そのエリアで育っていく事に問題がないかを考慮することも必要です。
幼稚園・保育園、学校や学習塾などの教育施設が生活圏内にあるのか、ひょっとしたら予定外に両親の病気や介護という理由から同居という選択肢も出てくるかもしれません。
また自分たちが年齢を重ねた時に、自家用車がなくても生活ができるのか、若い頃のように身体が動かなくても不自由なく生活することができるのか等も考慮する必要があります。
この他、将来的にあなたの住む街が、再開発の対象地域となる可能性も決して無いとは言い切れません。
街の景色が変わることを想像してみた時にそれすら楽しむことの出来そうな街を選ぶのも良さそうです。
4.住む場所の決め方のコツのまとめ
これから住む場所をどのように探していくのか、何を基準にすれば良いのか参考になりましたでしょうか?
長く住む街であるからこそ、時間をかけて、満足の出来るエリアを選びたいですよね。
今回は、いくつかのポイントを見ていくことで住むエリアを絞り込み、選択決定がしやすくなるよう解説しました。
あなたが気にいるような素敵な街に出会えるように行動してみてくださいね。
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監修 野村 綾乃氏
株式会社アンズコミュニケーションズ 代表取締役
大手証券会社のOL を経てラジオ業界に転身。ラジオ番組パーソナリティに。現在の担当番組は、『笠原将弘の賛否両論/東海ラジオ』『市政情報/エフエム岡崎』。番組構成作家を行いながら、住宅ライターとしても住宅系雑誌・WEBサイトでのコラム・取材記事の執筆、監修、講師で活躍中。