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家づくり
住まいづくりのSNS活用術|メリット、デメリットを解説します!
目次
住まいづくりの参考になるSNS
自分のイメージだけで住まいづくりを始めようと思うと限界があります。また、インテリアのデザインやコーディネートが苦手な方もいることでしょう。そんな方にもおすすめなSNSですが、InstagramやYouTubeなどどれを見たら良いのか迷ってしまいますね。SNSの種類別に、住まいづくりの活用しやすい特徴を解説します。
オシャレな画像投稿が見られるInstagram
SNSの中でも利用者数が多く話題になりやすいInstagram。画像や動画がメインで、オシャレな投稿が多く見つかります。映える投稿だけでなく、リアルなインテリアやライフスタイルまで見られます。その他にも、DIYの仕方や具体的なインテリアのコーディネートがわかりやすくまとまっているものもあるので、自分好みの住まいづくりに活用しやすいSNSです。また、検索のしやすさもInstagramの特徴です。検索窓から「インテリア」「モダン」「スタイリッシュ」などと検索すれば、多くの画像がたくさん一覧で並びます。ハッシュタグの使用で、より自分の探しているニーズに合ったものを探すことが可能です。
動画で住まいのイメージが掴めるYouTube
YouTubeの動画は、雰囲気全体を掴みやすく、専門業者やプロの人の動画もあるのでわかりやすいです。好きなインテリアを見つけるというよりは、専門家の話や情報収集に向いています。
情報のスピード感があるX(旧Twitter)
リアルタイムの情報力に優れているX(旧Twitter)。最新情報や業者の評判などの情報が掴みやすいです。使い方や求める情報にもよりますが、住まいづくりに適したSNSとは言えないかもしれません。
詳しい情報までまとまっているブログ
1つ1つの情報について奥深くまとめられているのがブログです。ブログには、画像とそれを解説する詳しい情報が記載されています。Instagramなどと異なり、解説が充実しているのがブログの魅力であり、住まいづくりの参考にしやすいです。実際に体験した人の成功例や失敗例もあるので、実体験を元にした感想がわかりやすいでしょう。
SNSを活用した住まいづくりのメリット
InstagramやYouTube、X(旧Twitter)、ブログなどのSNSを活用した住まいづくりはメリットが多くあります。たくさんの情報がすぐに見つけられるので、SNSをうまく活用することがより良い住まいづくりのコツとも言えるでしょう。メリットとされるポイントを解説します。
情報が探しやすい
SNS活用術の一番のメリットは、情報が探しやすいことです。住まいづくりやインテリアだけでなく、さまざまなことの検索がしやすく情報が豊富に集まります。通常の検索だけでなく、ハッシュタグを活用してより的確な情報を見つけることが可能です。一度検索すると、その検索内容に近いものがおすすめとして上がってくるため、求めている情報が探しやすくなります。InstagramやYouTubeなどは、検索するとサムネイルが表示され、見た目で自分が探している情報なのかがわかりやすいです。特に住まいづくりは画像を見れば、自分が思っているテイストなのか見た目で判断できます。
リアルな暮らしの実用性がわかる
映える写真だけでなく、リアルな暮らしがわかる投稿もたくさんあります。オシャレさとは違った生活感が見えるところもSNSのポイントです。インテリアの空間全体に限らず、家具や家電製品などの実用性が紹介されているものも多くあります。また、子育てやペットとの暮らしなど、特徴のある投稿もよく見受けられ、自分のライフスタイルに近いものがあると共感しやすくイメージもしやすいでしょう。
作り方や体験談がわかる
家を建てる体験談やリノベーションする体験談、DIYで〇〇のつくり方など、それまでの過程やリアルな状況を投稿しているものもあります。そして、「〇〇を比べてみた」「〇〇を試してみた」という実際の体験談も豊富です。細かな部分で実際に比べてみた人しかわからない情報もSNSを通じて知ることができます。例えば、設備で悩んだ場合でも、実際に使っている人の紹介動画等を見れば、実際につかってみた詳細までわかりやすく紹介されていて参考になります。気になる投稿を保存しておけば、業者との打ち合わせのときにもスムーズにイメージを伝えやすいでしょう。
SNSを活用した住まいづくりのデメリット
便利なSNSですが、活用術を間違えてしまうとデメリットになってしまうケースもあります。情報量が豊富なSNSだからこそ、デメリットも把握して上手に活用しましょう。
SNSの情報を重視しすぎない
インフルエンサーのSNS投稿を見て、判断を左右され過ぎるのは気を付けるべきポイントです。SNSの情報は有益ですが、情報を重視し過ぎてしまうことは正解ではありません。自分に合った住まいづくりは、実際に住む自分が決めることです。どんなに最新でオシャレなものをインフルエンサーが取り上げていたとしても、必ずしも自分に合うとは限りません。また、それに掛ける予算も人それぞれ異なります。SNSの影響を受けて無理に取り入れても、後々悪影響を及ぼす可能性も否めません。情報を重視し過ぎず、あくまで参考にする気持ちで活用すると良いでしょう。
重く受け止めない
SNSの投稿は映えるものや憧れるものが多く見受けられます。キラキラと輝いて見える投稿に気を引かれがちですが、実際にはとても高額で一般的には取り入れることが難しいものも多いもの。そのような情報を重く捉えてしまい、羨んでしまうことや悲観的になってしまうとマイナスな気持ちになってしまいます。決してお金を掛けて高級なものを取り入れることが目標なのではなく、住まいづくりが快適で、心地よく過ごせる住まい空間にすることが一番の目的です。SNSの情報を過度に受け止めることなく、自分の住まいづくりにどう活かせるかという視点で考えると良いでしょう。
広告情報を見極める
SNSをはじめインターネットの情報量はとても多く溢れています。情報が多すぎるが故に、正しく判断できなくなってしまうことも珍しくありません。多数ある情報の中には、純粋な個人の投稿ではなく企業の広告投稿もあります。広告投稿は、その商品の良い部分が情報として投稿されているため、個人の投稿ではないことを見極めることが大切です。また、投稿の中にはフェイク情報もあります。SNSの情報は良い部分はもちろん、悪い部分も知れることが“良い情報源”になります。悪い情報も知ることで、そのものを取り入れる安心感にも繋がるでしょう。あらゆる情報を整理して見極めることが、住まいづくりにSNSを上手に活用するポイントです。
監修 野村 綾乃氏
株式会社アンズコミュニケーションズ 代表取締役
大手証券会社のOL を経てラジオ業界に転身。ラジオ番組パーソナリティに。現在の担当番組は、『笠原将弘の賛否両論/東海ラジオ』『市政情報/エフエム岡崎』。番組構成作家を行いながら、住宅ライターとしても住宅系雑誌・WEBサイトでのコラム・取材記事の執筆、監修、講師で活躍中。