暮らし

【犬】楽しく!快適に!ペットと暮らす家【猫】

ペット暮らす家、憧れますよね。今回は快適にペットと一緒に暮らす家についてのアイデアやアイテムのご紹介します。

「ここは私たちの部屋」「ここは子どもたちの部屋」などと家族で話し合うのも楽しいですよね。この記事では、一戸建てマイホームやマンションなどの集合住宅、賃貸住宅でペットと一緒に暮らす方に向けて、ペットとの暮らしに役立つ工夫や注意点などについて解説します。

 

1.ペットと暮らす家の間取りや工夫のヒント

全世界で猛威を振るっている新型コロナウイルス。世界中のライフスタイルが大きく変化し、今後もこのスタイルが続くであろうという声もあります。
お家時間が増えたことを機に、愛くるしいペットを迎える方が増えているようです。以前から家族の一員としてペットを迎えているご家庭もありますが、迎えた以上は人もペットも快適に仲良く暮らしたいですね。
人と一緒に暮らすのはペットにとっても大変なこと。
ここでは、ペットはもちろん一緒に生活するご家族も心地よく暮らせるための解説をしていきます。

お風呂や洗面所は玄関近くに

これからお家を建てるのならば、間取りの工夫として、玄関近くに水道の設置をおすすめします。
たとえば、お散歩から帰ってきた際にペットの足の汚れを落としてから室内へ移動できます。また、洗面所やトイレも玄関近くに配置できると便利です。

傷がつきにくく、ペットが滑りにくい床にしましょう

犬や猫と暮らす場合、注意したいのが床です。特にフローリングなどは犬にとって滑りやすく歩きにくい素材。歩いたり走ったりした時に滑ったことが原因で足腰を痛めてしまう恐れもあります。加えて、床が滑りやすいと爪をたててしまうため床に傷がつく可能性も。


ペット用のコーティング剤を使用したり、カーペットやコルク材の床にするなどすればペットにも安心で人も快適に過ごせます。
いまはカーペットもさまざまなデザインのものが販売されていますから、ペットのことを想いながら、同時にインテリアを考えるのも楽しみのひとつといえるかもしれません。

 

ペットが怪我をしない部屋づくりを

ジャンプ力のある猫はそれ程ではないかもしれませんが、小型犬などにとって段差は極力避けたいところです。
高低差があると思わぬケガをする可能性がありますし、その時はよくても、長い歳月をかけ腰に負担がかかりヘルニアになってしまう・・・なんてことにもなりかねません。
ソファやベッドなどに飼い主がいれば、そばに行きたくなるのがペットの心情。スペース上の関係で、階段をはじめとする段差が生じるのは仕方ないとしても、そこから上には上がれないようにフェンスを設けたり、段差になるソファやベッドには足場のステップを用意して負担を減らすようにしてあげると安心でしょう。小型犬に限らず大型犬でも、猫でも、老犬・老猫になれば段差は負担が大きくなります。
これから住宅購入を考える際はこのことも考慮して設計してはいかがでしょうか。

ペットの安全のためにコンセントは高めに配置

一般的なコンセントの高さは床から25㎝とされているようですが、ペットを飼っているご家庭では、コンセントを若干高めに配置するのもおすすめです。若干高くすることで、ペットがコードをかじってしまい最悪感電してしまうことや、かじったコードから火災が発生するなどといった事故を防ぎます。また、人にとっても、掃除機をかけるたびに屈み方が少なくなって負担が減るなどのメリットもあります。


分譲マンションや賃貸住宅の場合は、コンセントカバーを着けることでいたずら防止になります。100円ショップなどでも購入可能なので手軽に防止できるのも嬉しい点です。

3.ペットと暮らしやすい家で試したいアイテムとは?

ここまでは間取りや設計によってペットと暮らす家つくりについて解説しました。ちょっとしたアイデアでペットと快適に過ごす家づくりができるのではないでしょうか?
ここからは、ペットに関するさまざまなアイテムが販売されていますのでご紹介します。

ペットフェンス

ペットフェンスは定番ですが、ペットと一緒に生活する上で欠かせないアイテム。先ほど解説した階段やキッチンなどでペットが怪我をしてしまうケースを考えると設置したいところです。

ペットのベース基地

ペットサークルなど、ペットが一番くつろげるスペースは確保したいですね。ふかふかのベッドなどの落ち着ける空間があれば、ペットは安心することができるようです。
インテリアにこだわっている人も、最近のペット用ベッドやハウスにはインテリア性の高いおしゃれなアイテムも揃っていますので、お部屋にマッチする商品を探してみてください。

ペット見守りカメラ

仕事や外出で、ペットがお留守番をする機会が多いご家庭や一人暮らしの方におすすめなのが、ペット見守りカメラです。スマホやパソコンがあれば外出先からペットの様子が把握できます。
製品によってはペットの動きを自動追尾する機能があるのものや、マイクが付いていてペットに声をかけることができるタイプのものもあります。

 


使わなくなった古いスマホなどにアプリを入れるだけで監視カメラになるタイプもありますので、まずはそれを無料で試して、必要に応じてバージョンアップするのも良いかもしれません。

3.ペットと暮らす場合の注意点

一戸建てと集合住宅、持ち家と賃貸によって、出来ることと出来ないことがあります。
ここでは、集合住宅でペットと暮らす場合の注意点について解説します。

ベランダで起こりうるトラブルや注意点

集合住宅の場合、ベランダでのトラブルがあります。普段部屋の中にいるペットが、窓を開けた瞬間に飛び出してベランダの手すりを越えてしまったり、ベランダから隣のお部屋に逃げてしまったりといったことがあるようです。
転落して命を失ってしまうなど悲しいことにならないように注意が必要です。ベランダに出ても転落しないように専用の柵やネットを設置するなどして対策をしましょう。

管理規則を守った生活を心がける

集合住宅の場合、住民間のトラブルを防ぐためにマンションの住民が守るべき管理規約があります。
ペットの飼育について、居住者の迷惑や危害を及ぼすおそれのある動物は飼育してはならないと定められているのが通例です。あるいは認められていても、抱きかかえられる大きさに限られていることや、飼育頭数の制限、届け出をするなどのルールが定められています。これらのルールをしっかりと守って生活することは最低限のマナーです。
これからペットの飼育を考えている方は事前にしっかりと確認した後にお迎えをしましょう。

4.賃貸住宅でペットと暮らす場合の注意点

賃貸住宅では、ペット飼育が可能な物件はあまり多くはありません。しかし、少ない分ペットと暮らせる賃貸住宅の需要は高いといえます。では、賃貸住宅でペットと暮らす場合、どのような点に注意が必要なのでしょうか?
ここからは、賃貸住宅でペットと暮らす場合の注意点について解説します。

床や壁の傷に注意

床や壁の傷に注意しておきましょう。賃貸借契約にもよりますが、床や壁に限らず、部屋に汚れや傷をつけてしまった場合、退去時に原状回復の義務が課せられています。※国土交通省:リンク先
ペットが床や壁で爪とぎをしてしまう、壁紙だけでなく下地ボードまで染み込むような粗相をされてしまうなどが考えられます。
壁を守るために壁紙の上から保護するシートなども市販されていますので、退去時に想定外の費用を負わないためにも、壁を保護する対策も検討しましょう。

近所迷惑にならないように注意


ペットと暮らすことができる物件であっても、集合住宅でペットを飼う場合は、近隣住民の方へ迷惑が掛からないように注意しましょう。
特に、早朝や夜間の鳴き声やニオイなどがトラブルの元になる場合があります。ペットの鳴き声は壁を伝わって周囲の部屋に聞こえます。
防音壁や防音効果のあるカーテン、カーペットなどを使うなど十分配慮しなければいけません。

5.ペットと暮らす家のまとめ

近年、ペット需要の高まりを受けて、ペットと暮らす家つくりが注目を集めています。<BR>一戸建ての場合、集合住宅の場合、賃貸の場合などでペットと暮らす家の工夫や注意点は異なりますが、人もペットも快適な生活を送ることができるようにさまざまな面から考えたいものです。<BR>ペットも家族の一員として心地よい暮らしを送りたい方は、ご自身の環境下で工夫してみてはいかがでしょうか。

◆あなたにおすすめのオンラインセミナーはこちら

 

監修 野村 綾乃氏

株式会社アンズコミュニケーションズ 代表取締役

大手証券会社のOL を経てラジオ業界に転身。ラジオ番組パーソナリティに。現在の担当番組は、『笠原将弘の賛否両論/東海ラジオ』『市政情報/エフエム岡崎』。番組構成作家を行いながら、住宅ライターとしても住宅系雑誌・WEBサイトでのコラム・取材記事の執筆、監修、講師で活躍中。

他の記事を読む